水原一平「使い込み」はアメリカでの罪は軽い?逮捕は免れない!日本とアメリカの違い
大谷選手の会見が2024年3月26日本日行われました。
11分という短い会見でしたが、大谷選手が賭博に関与は全くしてない事、水原一平氏の使い込みは大谷にまったくの無許可(窃盗・横領)だったことがわかりました。
しかし、アメリカの法律では罪が軽すぎるのでは?という意見がありましたので追及していきます。
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水原一平の「使い込み」は大谷選手は知らなかった
今回、大谷選手が会見してくれたおかげで、大谷ファンならずとも心にモヤモヤを抱えた人も少し真実が見えて安心したはず。
まずは会見のおさらいとして会見での大谷選手の発言を重要な部分を文字起こしし、当初の国民が抱えていた「モヤモヤ」としたところと水原氏の「嘘」の部分を改めて見てみたいと思います。
大谷翔平の会見というか質疑応答なしの声明文読み上げ約11分ほど語られました。水原一平さんは他人の口座(大谷翔平選手の口座)から勝手に送金した。
— Md. Tabish Alam (@alamtabish248) March 26, 2024
詐欺と窃盗の疑い
「結論から言うと、彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ僕の周り みんなに嘘をついていた。」
⬇️ほぼノーカットです pic.twitter.com/HEPWpzydbd
大谷選手の会見※重要な部分だけ文字起こししています
(大谷選手)僕自身もそうですが、ファンの皆さんもここ1週間くらい、メディアの皆さんも含めて我慢とご理解をしていただいたのは凄くありがたいと思っています。
まず、僕自身も信頼していた方の過ちというのは悲しく、ショックですし、今はそういうふうに感じています。
※大谷選手も1週間は頭を悩ませていたようです。
奥様(真美子夫人)とお母様とお父様を呼んでおいて良かったと思います。
いかに大谷選手といえどもメンタル部分かなり響いている様子。
(大谷選手)現在進行中の調査もありますので、今日話せることに限りがあるというのをご理解していただきたいのと、今日ここに詳細をまとめた、分かりやすく皆さんにお伝えするためのメモがありますので、何があったのかをまず説明させていただきたい。
※まだまだ離せないことがあるようです。
具体的には「水原一平」氏の今後の身柄などのことだと推定しています。
(大谷選手)まず初めに、僕自身は何かに賭けたり、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたり、それを頼んだりということもないですし、僕の口座からブックメーカーに対して、誰かに送金を依頼したことももちろん全くありません。
※当初、大谷選手が水谷氏に頼まれて仕方なく自身の口座からお金を振り込んだという話もありましたが、そこの部分も否定する形です。
ですが、大谷選手が「賭け」をしていたなどということは多くの人たちは推測でも全く思っていません。
そういう憶測を心配しての言葉ですね。
(大谷選手)数日前まで、彼がそういうことをしていたというのも全く知りませんでした。
(大谷選手)結論から言うと、彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ皆に嘘をついていたというのが結論。
※多くの人が聞きたかったのはここの部分だと思います。
大谷選手の口から「知っていたか?」「知らなかったか?」を聞きたかったと思います。
今回、この言葉を聞いて水原氏の言ったすべてが当初言った「大谷選手にお願いして送金した」ことがすべて「嘘」だったと確定しました。
また、「お金を盗んで」というのが一番きついですね。
この部分で、水原一平氏が「窃盗」の罪に今後問われることも確定しました。
(大谷選手)まず初めに言うと先週末、韓国ですね。僕の代理人に対してメディアの方から、違法のブックメーカーに僕が関与しているのではないかという連絡がありました。
※大谷選手も本当に最近知ったという事。
私たちが水原一平氏の解雇を知るのとほぼ同時だと思います。
(大谷選手)一平さんはこういった取材の依頼があるということを、僕に話していなかったし、僕の方にそういった連絡は来ていなかったということ。
代理人は、僕と話して分かったのは、一平さんにではなく、某友人の肩代わりの借金として支払ったと、僕の代理人を含めみんなに話していた。
※ここが少しわかりずらいのですが、当初、水原一平氏は大谷選手の代理人に「自分の友人の肩代わりの借金を大谷選手の口座から支払った」
と説明していたようです。
まさに「嘘」の上塗りというやつですね。
正直、往生際が悪いです。
「自分自身の(水原一平氏の)借金」と言ってしまうことに対する恐怖が見え隠れします。
どうせ、バレるのに…。
(大谷選手)翌日、さらに尋問で一平さんは僕の代理人に対して、借金は一平さん自身が作ったものだと説明しました。
それを僕(大谷)が肩代わりしたという話を、その時に代理人に話したそうです。
※さらに往生際の悪さを見せます。
嘘を一段下げて、今度は「自分の借金だけど、大谷選手が肩代わりしてくれた」と今度は話します。
(大谷選手)これらは全く、全てが嘘だったということです。
一平さんは取材依頼のことを僕にはもちろん伝えていなかったですし、代理人に対しても僕はすでに彼と話して、コミュニケーションをとっていたと嘘をついていました。
チームにも、僕とコミュニケーションをとっていたと嘘をついていました。
※大谷選手にはちゃんと了承済みということを嘘をついていたという事ですね、しかもチームにまで…。
本当にお金・ギャンブルは人を変えてしまうようですね。
ここまでの嘘をつこうとするとは本当に怖すぎる。
(大谷選手)僕がこのギャンブルに関しての問題を初めて知ったのは、韓国の第1戦が終わった後のチームミーティングです。
そのミーティングで彼は英語で全て話していたので、僕に通訳はついておらず、完全には理解できていなくて、何となくこういう内容だろうなと理解していましたが、なんとなく違和感も感じていました。
※この時点ではまだ、水原一平氏の「嘘」の効力は効いています。
しかし、ここで大谷選手が「違和感」を感じています。
ここはさすが大谷選手です。
英語がまだ完璧ではないにせよ、この時点で「違和感」を感じて半分水原一平氏の「嘘」を見破る形です。
(大谷選手)彼は僕に対して、ホテルに帰った後で2人でより詳しいことを話したいので今は待ってくれと、その時はホテルまで待つことにしていました。
※ここの時点で、まだ「嘘」がバレていないと思ったのでしょうか?それとも別の作戦があったのか?不明ですが、水原一平氏がかなり窮地に追い込まれているのがわかります。
(大谷選手)一平さんがその時、ミーティングの時にギャンブル依存症だと知らなかったし、彼が借金をしていることはもちろん知りませんでした。
彼の借金返済に同意していませんし、ブックメーカーに対して送金をしてくれと頼んだことも、許可したことももちろんないです。
試合後、ホテルに戻って一平さんと初めて話をして、彼に巨額の借金があることをその時知りました。
彼はその時、僕の口座に勝手にアクセスし、ブックメーカーに送金していたと僕に伝えました。
※ここでようやく水原一平氏はおそらく「逃げきれない、嘘をつき通せない」と観念。
大谷選手に「真実」を話します。
(大谷選手)「正直ショックという言葉が正しいとは思わない」
僕はやっぱりこれはおかしいなと思い、代理人たちを呼んで、そこで話し合いました。
※水原一平氏が大谷選手やチーム、代理人にも嘘をついているので「ショック」というよりはイマイチ話が飲み込めないという事でしょう。
また、ここで水原一平氏が大谷選手に何かを「お願い」した可能性があります。
もしかしたら「知っていたことにして欲しい」などと言ったかも知れません。
なので大谷選手は代理人たちを呼び寄せたということだと推測します。
(大谷選手)話が終わって、代理人も彼に嘘をつかれていたと初めて知り、ドジャースの皆さんと、弁護士に連絡しました。
彼らも初めて嘘をつかれていたとその時に知りました。弁護士の人からは、窃盗と詐欺で警察と当局に引き渡すと話されました。
※ここで大谷選手と代理人が話をすり合わせると、その時初めて「全員に嘘をついていた」ということが発覚します。
(大谷選手)これがそこまでの流れ。僕はもちろんスポーツ賭博に関与していないですし、送金をしていた事実は全くありません。
正直ショックという言葉が正しいとは思わないですし、それ以上の、うまく言葉では表せないような感覚で1週間過ごしてきた。うまく言葉にするのは難しいなと思っています。
ただ、シーズンも本格的にスタートするので、ここからは弁護士の方にお任せしますし、僕自身も警察当局に全面的に協力したいと思う。
気持ちを切り替えるのは難しいですが、シーズンに向けてまたスタートしたいですし、お話しできて良かったと思っている。今日は質疑応答は、これがお話しできる全てなので、質疑応答はしませんが、これからさらに進んでいくと思います。
以上です、ありがとうございました。
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水原一平のアメリカでの罪状は?
大谷選手(他人)の口座に手をつけて、「お咎め無し」ということは流石にありません。
しかし、アメリカでの罪状は日本の罪状よりも若干軽くなるという見方をする弁護士もいます。
まず、日本での罪状「窃盗罪」では…。
窃盗罪・刑法第235条
他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、10年以下の懲役または50万円以下の罰金に処する
というように、どんな窃盗なのか?ということにより罪の重さは変化するようです。
そして、アメリカ・カルフォルニア州の州法では…。
財産価値が950ドル未満(約14万3000円)の万引き、窃盗は軽犯罪とする
となります。
しかし、アメリカの州法にはグランドセフト(重窃盗罪)という概念があり
盗まれた金品の財産価値が950ドルを超える場合はグランドセフト(重窃盗罪)となります。
水原一平が帰国すると日本の法律で処罰される
同時に水原氏が仮に「日本に帰国」すると日本の法律で処罰されることになります。
しかし、日本に返ってくる可能性は限りなく低いと思います。
なぜなら広大なアメリカより日本の方が狭い知見で判断され、メディアやSNSで「フルボッコ」にされる可能性が高いからです。
大谷選手がもはや水原氏がを助けることは無い?
SNSではもしかしたら大谷選手が水原氏に助け舟を出すかも?という言葉がありますが、今回のこの一件に関しては流石の大谷選手でも手が出せないと思います。
すでに水原氏の件は連邦政府に引き渡しを受けており、今後の水原氏の処遇がきまります
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水原一平「使い込み」はアメリカでの罪は軽い?逮捕は免れない!日本とアメリカの違い・まとめ
水原氏の大谷選手の口座使い込み自体は重窃盗罪ですが、それでも日本の罪状に比べたら量刑は軽そうです。
「ギャンブル依存症」は怖いとよく聞きますが、これほど有名になった方がギャンブル依存症ということで、他人の口座に手を付け捕まれば抑止力ともなりそうなもの。
水原氏にはがっかりした人も多いかと思いますが、今後目を向けるべきは「ギャンブル依存症」であり、水原氏はその一例ととらえるべきでは?と考えます。
大谷選手は精神的にキツイ時期を乗り越えいつものように神がかったプレーを見せて欲しいですね!