【伊藤潤二】富江の正体は何者?かわいい!絶世の美女で不死身!
ホラー界の巨匠・伊藤潤二が生み出した『富江』。
漫画のみならず映画・アニメ・フィギュア・そして多くのアニメーターによる作画など
『恐怖』と言うには美しすぎる、かわいい!と呼ばれるその姿と方便な性格が日本を離れ韓国にも一大センセーションを巻き起こしているという。
『富江』とは一体なんなのか?果たして何者なのか?
未だにその謎は作中でも語られておらず、オムニバススタイルの伊藤潤二先生の漫画だけなら現在まで計20作品(話)まで登場する。
これは伊藤潤二作品の話の量としては非常に少ない話数でもある。
今回は伊藤潤二作品を代表する『富江』の正体を少しでも紐解いていければと思い、謎に追及しました。
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本名は『川上富江』完全生命体?
『富江』の本名は『川上富江』(かわかみとみえ)。
設定は高校生という設定であるため16~18歳であることは作中からも明らかです。
しかし、話によってはOLに扮していたりなど年齢設定は「妙齢」(女のうら若い年ごろの意味)となることも多く、学生に扮している時はターゲットはもっぱら
「教員」や「生徒」となる。
富江初登場時はすでに「富江」は事故で死亡していることになり、葬式まで挙げられているが、そこに両親の姿などはなく
葬式に生徒が参列している様子が描かれています。
出生は不明
『富江』全ての作品を通していえることは、彼女の出生は全く持って「不明」ということ。
現在までに富江の幼少期などは描かれている訳もなく、美しさの秘密、どこで生まれ落ち、両親は誰なのか?
どうやって生計を立てているかなども不明。
突然として出現した謎の美女というもの。
ただ一つ、作品通していえることは
かかわった人物は老若男女問わず全員不幸な結末を迎えるという理不尽な「天災」ともいえる存在なのであります。
不死身の体
富江の体はいわゆる「不死身」。
漫画やアニメにおける「不死身」というものは大体の設定上なにかしらの欠点や一部弱点などがあるのが定石。
首を切られれば死ぬ、太陽の光で死ぬなど。
だがしかし、富江に弱点など無い。
まさに正真正銘の『不死身』なのである。
これは「超生物」と言い換えても良いと思います。
例えば、昨今一大ブームを引き起こした「鬼滅の刃」のボス「鬼舞辻無惨」ですら瞬時に首を特殊な条件で熱せられた刀(日輪刀)で両断する、
もしくは太陽の光で焼き殺すという条件が付いている。
同じ「超生物」としては荒木飛呂彦氏の「ジョジョの奇妙な冒険」2部のカーズが近いのかも知れない。
彼は、宇宙空間に押し出され未来永劫宇宙をさまようことにはなるが、「考えるのやめた」というだけで
確実な死を迎えたわけではない。
とにかく
①火で焼き殺す
②バラバラにする
③心臓や脳を叩き潰す
いずれも細胞レベルで灰にしようが絶対に「死なない」生き物が富江という超生物であります。
不死身の体の謎
過去の漫画作品において主人公が「不死身」という設定は多く、その不死身の成り立ちや理由などもストーリーの設定上紹介されている作品がほとんど。
また、不死身といっても必ず何かしらの「弱点」が存在するもの。
しかし『富江』については、その不死である理由や成り立ちなどはほとんどかたられておらず、弱点などは見当たらない。
理由についても「男を騙して楽しむ」という理由のみ
本当の「悪」というのは
「理由なき悪意」であるということが大前提であることを考えると富江はまさにそれに当てはまる女性といえる。
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すべての男を魅了する!
富江は全ての男を魅了する力があります。
ただの「絶世の美女」というだけなら男は「殺したくなるほど」という方向まで落ちない。
普通は。
しかし、作品を観ると闇雲に男を操っているようには思えず、なかなかすぐには富江の手に「落ちない」男も存在している。
富江の接触の手段は「会う(接触する)」「会話する」
このなんのとりとめもない一連の流れから始まる。
①それは果たして「洗脳」的なものなかの?
②それとも「超生物」ならではの脳波のようなもので男性を操ることができるのか?
この二つに絞られると思う。
初見の富江は「クラスに一人はいるカワイイ、もしくは美人」な生徒の一人として存在する。
そこから
「声をかけてくる男性」
「自分を落とそうとしてくる男性」
に絞って標的を決めている。
また、富江みずから接触をはかり自分の毒牙にかける男は最初は
富江に興味が無い男性、富江をそれとなく避けている男性
に絞られる。
また、子供、老人にもまったく容赦はない。
自分(富江)に「興味がない」男はひたすら自ら声をかけ、気遣うような言葉をかける
一度声を掛けられ標準を定められたら最後。
その男には「死」か最悪な結末が待っている。
声を掛けられたらその瞬間に人生が積むというまさに死神のような女が富江である。
富江の性格
作中登場する富江の性格は間違いなくどの漫画のキャラクターの中でも
「最悪」の部類に入る。
これは人類史上「最悪」と言い換えても良いぐらいの最悪。
優しい言葉も、相手を心配するそぶりもすべてが「嘘」で最終的に男を地獄に突き落とすための布石である。
富江の特殊能力
ここで勘違いしてはいけないのは、富江には他漫画にありがちな、いわゆる他者を自らの手で葬り去るような特殊能力は備わっていない。
あるのは「不死身」「男を狂わす」
この2つのみの能力。
今までの男性殺害の経路を見るとすべて他人の手で死に追いやる、勝手に自滅させる等の手段。
腕力やフィジカルの強さはそれこそ普通の一般女性と同じであり男性の手にかけられればほとんど抵抗もないまま死に至る。
むしろ己が「不死身」と知っているだけに簡単に手に掛かるようなマネもしてくるし、おそらくそれが狙いともとれる。
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自分以外には興味なし!
富江はとにかく自分以外に興味など一片のかけらもない。
あるのは己がいかに美しいか?いかに周りをまどわし地獄を見せるか?だけである。
しかし、例外として自らが生み出した「分身体」には敵意や畏怖を覚えるようである。
自らが最大の敵ということを自身の体や生体本能で知っているのであろう。
もはや「最強生物」は自分と自覚があると言い換えてもいい。
分身体も自分の敵
富江は作中何回か分裂をしている。
己の体の一部からまた己とほとんど同じような副生体が生まれるのである。
しかし、お互いが「協力しあう」ということは絶対になく、お互いがお互いを感知するともれなく「殺しあう」しかも他人(男性)の手を借りる。
映画「富江VS富江」を見れば一目瞭然でもあるが、己が己意外にいることを許さないというまさに生物界の頂点を極めた化物の思想。
富江シリーズ「小指」の回では4本の小指からそれぞれの「富江」が生まれているが
一番細くて小さい「小指」をイジメるという描写がある。
基本概念「弱いものイジメ」が好きというのも相まって小指は他の3本の「指」に「ブス」「バケモノ」「デキソコナイ」など
髪を引っ張りイジメたおす。
しかしここでも、お互いがお互い腕力や自分の手を使い殺そうとはしない。
あくまで富江は他人の手を使い自分以外を苦しめる、殺害する。
富江はかわいい!絶世の美女!だが…
富江は伊藤潤二先生が生み出した唯一無二の絶世の美女。
作者伊藤潤二先生も他のキャラクターを描く時は必ず「富江」より美しく書かないという事を旨としてキャラクターをかき分けているのはあまりにも有名。
作者にも最大限の注意を払わせる富江が現在「韓国」や他国でも「美しい」「かわいい」と言われているのはひとえに作者のこうしたキャラクターに対するリスペクトや誇りの賜物だと感じる。
他国で富江と言えば
・透き通るような白い肌の絶世の美女
・日本人形よりも美しい漆黒のストレートヘア
・左目にある妖艶な泣きホクロ
・男をすべて見透かすような切れ長の二重
・ストレートな言葉での表現力
が韓国の美容に敏感なティーンたちにウケているという。
しかし、実際に「富江」が存在したら?
日本社会、いや、男性社会は必ず崩壊すると言っても過言ではない。
なぜなら「富江」と縁を持ってしまった男性は必ず富江を「バラバラにして殺したくなる」からだ。
富江のメイク・コスプレが韓国で流行る!
富江のメイクは現在
「富江メイク」と言われ
コスプレもメイクも他国で親しまれているのはそのキャラクターの魅力故。
アニメ版「富江」もかわいい!
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アニメ版の富江も当然かわいい。
伊藤潤二先生の作品は過去に2回ほどアニメで放送されている。
「コレクション」「マニアック」の2作品です。
オムニバスでもありながら2作品ともに「富江」は登場。
しかし、やはりというべきか「富江」の真の良さは伊藤潤二先生しか描ききれないのが残念な所。
原作者の伊藤潤二先生でさえ本来の美しさの5%しか描けなくて富江に私をもっと可愛く描きなさい!って怒られてますからね#伊藤潤二コレクション pic.twitter.com/G21CNbd8VF
— もつれら (@mtmtsf) March 4, 2018
非常に残念だが漫画の「富江」とくらべると3割は見劣りするとしか言いようがない。
そもそも「富江」本人が言うには伊藤潤二先生すら「富江」の美しさの5%ほどしか描き切れていないという…。
伊藤潤二先生「5%とは手厳しい!!」
なかなかの名台詞です。
過去の映画・映像版『富江』出演女優たち
富江はその美しさ、恐ろしさから過去に何度も映画化されています。
当然、回数を重ねるほど昨今の映画技術の発展は目覚ましくストーリー性や画像などはどんどん進化しています。
当然、当サイト管理人の私も全作品拝見していますが、その中で最も伊藤潤二作品に寄り添いかつ「富江」を限りなく表現しているのは個人的にこのうち3作品。
他の作品も決して悪くはありませんが、この3作品だけは別格と思わせるのは
初代(1作目)の菅野美穂さんがわかしかり頃演じた『富江』
7作品目の『富江VS富江』
8作品目の『富江 アンリミテッド』
の3作品です。
※なお、評価の方は世界最大級の映画レビューサイトfilmarks(フィルマークス)さんからお借りしています。
(初代・1作目)富江 菅野美穂
(2.8)未解決事件を追う刑事が、“富江”という名の娘が過去に何度も殺されていることを突き止める。その頃、記憶障害に悩む月子の周囲で異変が続発。それと“富江”との関係とは……。
出演:菅野美穂・中村麻美・田口トモロヲ
公開:1999年3月~引用:映画ナタリー
初めて映像化された「富江」となります。
まだ菅野美穂さんがわかしかり頃「ホラー女優」と言われていた時の作品。
独特な菅野美穂さんの甲高い笑い声が富江の人物像にマッチしておりダブル主演の中村麻美さんも富江に翻弄される役どころとして作品に一体感を与えています。
特にラストシーンは鳥肌が立ってしまうほど恐ろしい場面に仕上がり必見です。
怖い…というのはもちろん、終始不穏な空気感が漂っており名女優は若い時から飛びぬけたものを持っていると確信さぜる得ないです。
(2作目)富江 replay 宝生舞
(2.7)森田病院では、医師や看護婦が次々と姿を消し、院長の森田健三も謎の失踪を遂げていた。
彼の行方を探す一人娘の由美は、ある日、医師の立花から父親の日記帳を渡される。
それはある少女のお腹から摘出された生きた女の首の観察記録で…
出演:山口紗弥加・宝生舞・窪塚洋介・遠藤憲一
公開:2000年2月~
引用:Filmarks映画
今やベテラン・演技派と呼ばれる俳優陣が
当時人気絶大だった「宝生舞」さんを富江役に脇を固める2作目は前作よりも多少グロめに仕上がっています。
富江に翻弄されるお相手は今やベテラン女優の山口紗弥加さん。
そしてこれまた当時人気絶頂となる前の窪塚洋介さんやエンケンさんこと遠藤憲一さんも出演。
しかし、「前作の方がストーリーが面白かった」などの評価もあり個人的にもグロに力を入れている描写が多いのでは?と。
画像は前作よりもわかりやすく見やすかったです。
ちなみに富江役の「宝生舞」さんは2010年5月に芸能界を引退しておられます。
2007年にデザイナーの西浦徹さんと結婚。
人気も仕事もある順調な時に辞められているので円満に芸能界を去ったそうです。
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(3作目)富江 re-birth 酒井美紀
3.0富江をモデルとして肖像画を描いていた美大生・木股英雄は、発作的に富江を殺害してしまう。
犯行を隠ぺいするため、親友の巧と俊一が富江の遺体を埋めるのだが、翌日彼らがセッティングした合コンに死んだはずの富江が現れたことから英雄が自殺してしまい…。
出演:酒井美紀・妻夫木聡
公開:2001年~
引用:Filmarks映画
わかしかり頃の妻夫木聡さんと、演技派女優としても当時人気だった酒井美紀さんが出演。
富江役は酒井美紀さんです。
どちらかといと、どこかあか抜けない感じの酒井美紀さんですが、富江役は意外にハマっていました。
ネットの総評だと「酒井美紀」さんが富江の役としては老けてる…との評価もありますが、やはり富江は女子高生でも様になるような女優が一番ハマりやくなのではないでしょうか?
酒井美紀さんの演技は定評が高いのでどちらかと言うとビジュアルよりも「演技力」を中心にキャスティングされた口なのかもしれませんね。
(4作目)富江 最終章 -禁断の果実- 安藤希
3.0かつて、25年前の若い頃に出会った富江という名の美少女に魅せられた記憶をいまだ忘れられず、
娘にまで登美恵と名付けてしまった父・橋本和彦。
その娘・登美恵は自分の殻に閉じこもりがちな高校生。
学校ではもっぱらいじめられっ子という役回り。
そんな登美恵の前に富江と名乗る美少女が現われた。
出演:安藤希・宮崎あおい・國村隼
公開:2002年~
引用:ウィキペディア
何と言っても、若い頃の宮崎あおいさんと國村準さんが出演していることでサブスクがまだない時代にDVDがプレミアがついたという噂の富江最終章。
最終章といいつつも、この後にまだまだ続く富江。
宮崎あおいさんの根強いファンすらこの作品に出演していたことを知らなかった人物もいるそうです。
作品の出来は総評抜きにして、様々なレビューを見るとかなり高いですし、普通にストーリーがちゃんとしていて面白いと感じました。
國村準さんが若っ!!
グロいシーンや富江の見どころともいえる「生首」シーンもありホラー映画好きは満足できるのではないでしょうか?
肝心の「富江」役は安藤希さん。
女優と言うより、モデルでの知名度の方が高いと思います。
う~む、富江感はバッチリ出てますね。
普通に怖い映画としてよくできた作品だと思います。
(5作目)富江 BEGINNING 松本莉緒
2.6転校生・川上富江(松本莉緖)の魔性に引き込まれたかのように、男子生徒は彼女の虜になってしまった。
彼らの富江への愛はやがて殺意に変貌(へんぼう)し、彼女の耳を鋭利な刃物で切り落としてしまう。しかし、その耳は生き物のように動き回り……。
出演:松本莉緒・今宿麻美・菜葉菜
公開:2005年~
引用:シネマトゥデイ
この作品の富江は松本莉緒さんが演じていますが、何故か一番富江っぽくないけど今までの富江の中では一番富江として可愛いという評価を受けています。
これはもはや松本莉緒さん本体の美しさなのでは?と思いますが…。
ストーリーも全体的な雰囲気も良く出来ているとの声も多い作品ですがBGMが何故か安っぽいという評価も得ています。
ということで拝聴するとたしかに安っぽい…。
松本莉緒さんの美しさに全てが注力している作品となります。
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(6作目)富江 REVENGE 伴杏里(伴アンリ)
2.2少女・雪子を車で撥ねてしまった女医の和江は、勤務先の診療所に彼女を運ぶ。1年後、元気になった雪子は以前の記憶を無くしていて……。
その“細胞侵略“能力にスポットを当て、若き女医と記憶喪失の少女に降りかかる恐怖を、父娘を絡めた悲劇の物語として綴っていく。
出演:伴アンリ・しらたひさこ・美波・嶋田久作
公開:2005年~
引用:映画ナタリー
富江シリーズの中でも評価があまり高くない作品です。
富江役の伴アンリさんも富江としては非常に弱く、ストーリーもイマイチ。
パンチが効いていないといか、原作の富江をとりあえず脇においても非常にわかり辛いストーリーとつまらない展開。
ハッキリ言って駄作。
(7作目)富江VS富江 あびる優
2.1何度殺しても甦り増殖を続ける魔性の美女・富江が、オリジナル富江の血を必要とする無数のコピーたちと壮絶な戦いを繰り広げる。
恋人の尚子を目の前で殺された一樹は、心に大きな傷を負ったことから事件当時の記憶があやふやになっていた。
社会復帰を目指してマネキン工場で働き始めた彼は、尚子にそっくりな女性・富江と出会う。
出演:あびる優・八戸亮・松岡恵望子
公開:2007年~
引用:映画COM
なにかと世間を騒がせる女性タレント・あびる優さんが富江として出演。
当時はちょっと悪いイメージが付きかけていた時でしたが、意外や意外とも言うべきなのか?
正直な所
演技を観てもらえればわかりますが、普通に見れます。
というかアイドル・タレントという枠で出てきた割には演技はかなり上手です。
まずこれにビックリする人が多いのではないでしょうか?
映画レビューなどの総評でも
「あびる優が普通に演技が上手くてビックリした」
「この子、ギャルだけど演技上手なんだ…ビックリ」
という声も多くパートナーとのことで揉めていたのがもったいないと思えるぐらいです。
普通に女優道を邁進していたらかなりの強よ強よな女優になっていたと感じます。
肝心のストーリーは「つまらない」「わかり辛い」とレビューでは散々ですが、個人的には好きな展開と内容でした。
最近では、富江はギャル化しているサンリオとのコラボもあるのであびる優さんでも全然、富江は違和感がありませんね。
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(8作目)富江 アンリミテッド 仲村みう
2.8写真部に所属する月子は友人・佳恵と帰宅途中、同じ学校に通う姉の富江に会う。
富江は月子が憧れる先輩と連れ立っていた。男を誘惑する姉に激しい嫉妬を感じるも、その眩い美しさに陶酔し、シャッターを切り続けてしまう月子。
そんな月子を見透かしたような言葉を投げかける富江。動揺した月子の指が止まったその時、建設中のビルから落下してきた鉄骨に刺し抜かれ、目の前で富江は絶命してしまう。
それから一年余りが経ち、富江が死ぬ瞬間の悪夢にうなされ続ける月子だったが、徐々に日常の生活に戻り始めていた。
生きていれば18歳になる富江の誕生日、両親と3人でバースデイケーキを囲み、生前の富江を偲んでいたその時、豊かな黒髪と禍々しいほどの美しさを携え、死んだはずの富江が家にやってきた。
父も母も涙を流して喜ぶが、月子はただ呆然と立ち尽くしていた…。
出演:仲村みう・荒井萌・多田愛佳
公開:2011年~
引用:Amazon
投稿されたレビューは抜きにして、作中最も評価が高く、もっとも富江としての完成度が高いといわれているのが、この「富江 アンリミテッド」です。
富江を演じた「仲村みう」さんの富江の完成度が非常に高く、まさに富江を現代に移したら…というそのまま漫画から抜け出してきたような妖艶さはまさにパーフェクト。
そして、漫画でも有名なゴミ箱から焦る富江も仲村みうさんは演じています。
主演の仲村みうさんは現在、セクシー女優として活躍されているのも何かの因果を感じますが、おそらく今後日本では彼女を超える「富江」の女優は出てこないかも知れません。
もちろん、ストーリーもエログロてんこ盛りでホラー映画好きにはたまらない作品となっています。
ハリウッド映画化の話はありますけど、海外の人が富江を演じるのか?という妙な疑問はのこりますよね。
(テレビドラマ)富江 恐怖の美少女 永井流奈
恋人の富江が死体で見つかり、落ち込む高志。そんな彼を元恋人の美紀が励ますが…(「女子高生編」)。
カメラマンの森は、スランプに陥っていた。そんな彼の前に圧倒的に美しい少女が現れる。少女は自らを富江と名乗る。
出演:永井流奈・金子ノブアキ・田中千絵
公開:1999年
引用:Amazon
テレビで放送されたオムニバス形式で3話の富江です。
有名どころとしては若い頃の「金子ノブアキ」さんが出演されていますが、まだ演技が身についていない時代ということもあり
出演者全員演技がヘタクそ!
というかセリフ棒読み状態です。
しかし、3話という話のキレのよさからとても見やすい作品であることは確か。
残酷描写はテレビ放映を基準としていることからほとんどありません。
「富江」が好きという人ならコンプリートはしておきたい作品ですが、特に富江にそこまで興味がないという人は時間の無駄になるもしれません。
レビューにもありますが、若き日の金子ノブアキを観る作品。
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まとめ:【伊藤潤二】富江の正体は何者?かわいい!絶世の美女で不死身!
伊藤潤二作品の要でもある『富江』ですが、
「うずまき」「ギョ。」や「双一」シリーズなど魅力的なキャラクターが絶えないのも伊藤潤二先生の作品の魅力の一つです。
他のホラー漫画家とは一味も二味も違う独自の絵のタッチで今では富江がサンリオともコラボするほどにセンセーションを巻き起こしています。
ホラーが得意でないという方も伊藤潤二作品は芸術品の一つとして画集を集めている人も多いと聞きます。
もはや漫画家の域を超えた伊藤潤二。
今後の作品たちに注目ですね!